心臓カテーテル検査後の自宅ケア

自宅でのケア

• 鎮静剤または麻酔後少なくとも24時間は、運転したり、重要な決定を下したりしないでください。 

• 検査後は、責任ある大人に家に送り届けてもらうようにしてください。

• 検査後 2～3日は、軽い活動だけに制限するようにします。回復中は、雑用や用事は周囲の人に助けてもらってください。医師の診療予約がある場合は、誰かに連れて行ってもらいます。

• 医療チームから指示があるまでは、重いものを持ち上げないようにしてください。

• 仕事復帰できる時期については、医療チームに質問してください。仕事で重いものを持ち上げることがない場合は、2～3日で通常の活動を再開することができます。

• 指示に従って薬を服用します。服用をスキップしないでください。

• 1日に 6～8杯の水を飲むようにします。水分を補給して造影剤を排泄します。尿の色が変わった場合は、医療チームに連絡してください。

• 検査後の 7日間は毎日体温を測ってください。寒く感じる、じっとりする、汗をかいている場合は、すぐに体温を測り、医療チームに連絡してください。

• カテーテルを挿入した部分の皮膚がダメージを受けていないか毎日チェックします。発赤、腫れ、および浸出液がないか確認します。カテーテルが挿入された部位に、小さなあざや隆起が現われることがありますが、これは問題ありません。ですが、あざが広がっていくようであれば、これは正常ではないので、医療チームに報告する必要があります。切開部に出血がある場合は、医療チームに連絡してください。動脈部位からのコントロールできない出血がある場合は、救急医療施設を受診してください。血液が凝固しにくい薬を服用している場合に特に当てはまります。例としては、アスピリン、クロピドグレル、ワルファリンがあります。

• 健康的な食事をする。脂肪、塩分、コレステロールが少ない食事をするようにします。食事療法については、医療チームに相談してください。

• 禁煙する禁煙プログラムに登録するか、医療チームにサポートを求めてください。禁煙プログラムは命を救うことができます。

• 医療チームの指示に従って運動するようにします。医療チームが、心臓リハビリテーションプログラムを勧める場合があります。心臓リハビリテーションは、訓練を受けた医療スタッフが運動中の進行状況と心臓へのストレスを監視する運動プログラムです。登録方法については、医療チームに聞いてください。

• 医療チームから許可が出るまで、泳いだり入浴したりしないでください。手術の翌日以降は、シャワーを再開できます。挿入サイトは清潔に保ち乾かしておきます。皮膚と動脈が治癒するまで、切開部が濡れて感染するのを防ぎます。

• 必ずすべてのアフターケアの指示に従ってください。 

フォローアップ

• 医療チームの指示に従ってフォローアップの予約をしてください。血管形成術または冠状動脈ステント手術の2〜4週間後にフォローアップの予約をするのが一般的です。

• 翌年の予約も入れてください。治療後の経過と新しい症状がないことを確認するためです。

• 薬が効いていない場合や、心臓関連の症状がある場合は、フォローアップ診察の予約を待たないでください。

医療機関に連絡するタイミング

次の症状がある場合は、直ちに医療機関に連絡してください。

• 胸部の痛み

• 脚の痛みやしびれが一定または増加している

• 100.4° F ( 38.0°C) 以上の発熱、または医師の指示による発熱基準の発熱がある

• 感染症の症状これらには、切開部位の発赤、腫れ、浸出液、または熱を持っていることが含まれます。

• 呼吸困難

• 脚が冷たくまたは青く見える

• カテーテルが挿入された場所での出血、あざ、または大きな腫れ

• 血液の混じった尿

• 黒またはタール状の便

• 異常な出血